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名車Z2の後継機ついに誕生?
1972年に川崎重工業が北米や欧米市場向けに製造販売した『Z1』は色んな伝説を作りも早カワサキにおける最大の名車であるという扱いを受けています。
このZ1の日本国内向けモデルが『Z2』であり、1970年代のバイカーだった人達ならば確実に話題に上がってくるであろう日本が誇る世界の名車なのです。
もはやカワサキにおいての伝説となってしまった両モデルですが、この名車の再臨かと話題になったのが『Z900RS』になります。
Z1やZ2の歴史
Z1は1972年に川崎重工業が北米や欧米市場向けに製造販売したオートバイの一つで、その動力性能が世界トップクラスであったために世界レベルでカワサキのバイクの凄さを知らしめることに成功しました。
1972年当時のバイクとして考えるとやはり903ccの空冷4気筒エンジン搭載のZ1は破格の性能だったのでしょう。
海外であまりにも話題沸騰になったことで日本国内でも知名度が上がり、翌年の1973年にZ2という名前で販売されます。
ただし、こちらのZ2は日本車向けに色々とカスタマイズされており、排気量が自主規制によって746ccに落とされてしまっているのです。
しかし、圧倒的なまでの走行性能や見た目のかっこよさから様々な漫画や小説でZ2乗りが現れ知名度も爆発的に増加します。
有名処では『あいつとララバイ』や『GO!GO!爆走ハイスクール』にZ2が登場しています。
また、日本では746ccに排気量が落とされたことから正式名称はZ2ではなく『750RS』であり、1976年のマイナーチェンジモデルでは『Z750Four』という名称になったのです。
もともとZ2という名称は型式名称であり正式名称は750RSだったのですが、あまりにもZ2という名称が有名になりすぎたのでこの呼ばれ方じゃないと通じない人もたくさんいます。
Z900RSの特徴について
一般的にZ2と呼ばれるモデルは1978年に登場した『Z750FX』でデザインが大きく変わったことで1977年までのモデルとなります。
今回のZ900RSはティアドロップ型のタンクなどのモデルを含めてZ2にかなり近い雰囲気があり一気に盛り上がりました。
このように見た目がZ1やZ2に近いというのが大きな特徴なのです。
元々のベースとなったデザインが2017年に登場した『Z900』なのですが、このZ900ははっきり言ってZ1/Z2とは大きく異なる見た目をしています。
しかし、Z1/Z2に近づけるためにあえてフレームから作り直しを行っていわゆるZ1/Z2らしいタンクを搭載できるようにしたのです。
Z900RSの魅力について
Z900RSはやはりZ1/Z2を意識して徹底的に作られていることが最大の魅力であり最大の特徴でしょう。
フレームの新設計以外にもシートやサイドカバーといった見た目も大きくいじり、細かい部分でありメーターまでもZ1/Z2に近づけています。
ただし、昔の名車を再現しただけではなく最新鋭の水冷4気筒エンジンと非常に軽い車体に仕上げていることでとてつもない運動性能を誇っているのも魅力の一つです。