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ハンターカブと似ているようで違うクロスカブ
本田技研工業株式会社から製造販売されていたオートバイの一つ『ハンターカブCT110』は名機として非常に名高く、愛する人も圧倒的に多かったCTシリーズの一つです。
低床バックボーンフレームを採用しているスーパーカブをさらに改良し装備品を変更して未舗装路向けに特化したハンターカブは輸出専売という立ち位置だったのですが、国内向け仕様も誕生することで日本でも普及しました。
このハンターカブCT110が生産終了することでそのかわりとして誕生したのがクロスカブ110です。
ただし、ハンターカブCT125の登場によって旗色も変わると言われていますが、実状はどうなのでしょうか。
クロスカブの特徴について
クロスカブの立ち位置的にハンターカブと同じ所にあるとされていますが、実質的なハンターカブの後継機であるCT125が登場したことでその立ち位置を再確認されるようになりました。
そこから導き出された特徴はハンターカブよりもレジャーバイクとしての良さが際立っていることでしょう。
クロスカブはコンセプトがかなりハンターカブに似ているために実質的な後継機であると見做されていましたが、クロスカブは普段使いに便利であるという実用性を兼ね備えているためそこまで未舗装路を走らないという人にも受け入れられやすいバイクなのです。
2代目クロスカブ110とスーパーカブ110を比較してみても、乗り心地は上であるという指摘がされることも多く、低中速トルク型という特徴も相まって街中での運転も何不自由なくこなせるのが大きな特徴となっています。
クロスカブの魅力は?
クロスカブの魅力は街乗りや遊びの道具としても問題なく機能してくれるところにもありますが、やはり雑なアクセル操作をしても不安定な挙動をしない安定感があること、そしてエンジンにもある程度の伸びがあるため国道のバイパスだって問題なく走行できる走行性能にあります。
低中速トルク型であるため、街乗り走行もかなりスムーズに行えますが車が通った形跡がほとんどないような狭い道やダートに属するような道でもクロスカブなら問題なく走破することができるのです。
ある程度オフロードでバイクを振り回せるようなテクニックがあるという方にとってはこのクロスカブでは物足りないと感じてしまうかもしれませんが、趣味レベルの人達にとっては問題なくダートを走り回れる走破性能がありますので今でも人気のバイクなのです。
街乗りもダート走行も望む人に最適
このようにどこを走らせても問題ないというかなり特殊な性能を誇っているのがクロスカブなので、色んな所にいけるようなバイクが欲しいという方にとっては是非注目してもらいたいバイクに仕上がっています。
本格的にオフロードに挑むという方にとってはちょっと物足りないと感じてしまうかもしれませんが、趣味レベルならば問題ない性能に確実に仕上がっていますのでまずはこちらを入門編として購入するのもありでしょう。