動体視力とは
動体視力とは、文字通り動くものを見る能力です。
動体視力には2種類あり、上下方向や横方向に動くものを見るDVA動体視力と、前後方向に動くものを見るKVA動体視力があります。
スピードが上がると視野が狭くなるように、周囲の風景が見えなくなってきますが、これは動体視力が関係しています。
動体視力が低下すると、距離感覚が悪くなり、車間距離がとりにくい、右折のタイミングが早くなるといった運転に支障をきたすようになるので、早めに対策をとりましょう。
動体視力の鍛え方
もっとも簡単な方法としては遠くと近くを交互に見る方法です。
目というのはピントをあわせる遠近調整機能をもっていて、毛様体筋という筋肉がこの機能を担っています。
毛様体筋をほぐすことで、遠近調整機能を鍛えられます。
- 目の前に人差し指を立てる
- 人差し指を5秒ほど見つめる
- 自分から離れたものを10秒ほど見つめる
- 1~3を繰り返す
動体視力は40歳を超えると急激に衰えると言われていますが、適切なトレーニングで衰えを防ぎ向上させることが可能です。
特にバイクであれば一瞬の判断ミスが命取りにつながりますので、目の負担にならない範囲でトレーニングしていきましょう。