ライダーにとって心肺機能の強化は大切
バイクに乗ると、自分は体を動かしていないのに意外と体力が必要だな、と感じることが多いです。
なぜだろうと考えてみると、すべての動きを機械が行ってくれる自動車とは違って、バイクの場合は自分の体でコントロールすることが多いからだということに気付きました。
直進するだけでも、風や路面状況などに負けないためにハンドルを手で押さえ、ボディーを体全体で制御しないといけません。
コーナーに入る時などは、全身で力いっぱいマシンコントロールしています。
当然、こういう運転をしていると体力が消耗していくわけです。
実際に、冬の間など長い時間バイクに乗る機会がなく、その後久しぶりにバイクに乗ると、一気に疲れてしまいます。
そのため、少なくても長時間のツーリングをするためには、体力を付ける必要があるわけです。
きちんと正しいトレーニングをしておくことで、ツーリングでもそれほど疲れずに楽しく過ごせます。
また、より安全にバイクに乗れるというのも大事なことだと思います。
瞬時の判断が求められる時に、きちんとマシンコントロールができるようになります。
渋滞時などでも足つきを良くしたり、駐車の時に楽にバイクを停めたりするのにも体力があると違います。
そのため、体力を持続するために心肺機能を強化するトレーニングをやっていくことはとても大切なのです。
有酸素運動とおすすめのトレーニングメニュー
心肺機能を強化するためのトレーニングとしては、やはり有酸素運動をするのがベストです。
いろいろな有酸素運動がありますが、毎日の生活の中で行えるものからするのがおすすめです。
ウォーキングやジョギングなどは、ちょっとした時間でもできます。
また、プールに通ってスイミングをするのも良い習慣となります。
通勤などに自転車を使って有酸素運動をするのも、一石二鳥だと思います。
こうした有酸素運動に加えて、自宅でも毎日できるのでおすすめなのがコアトレーニングです。
体のコア、つまり体幹を鍛える運動で、心肺機能をバランスよく強めていくことができます。
体幹が強くなるのでバランス力が高まって、バイクコントロールがしやすくなるというメリットもあります。
コアトレーニングとしてはプランクやクランチが一般的で、器具もなくどこででもできるのもメリットです。
足腰の筋肉を鍛えていくのも、日々のトレーニングメニューに加えたいところです。
ランジやスクワットといったメニューは、それほど難しくないですし気軽に自宅でもできるのでおすすめです。
足腰の筋肉は大きいので、血流を改善し心肺機能を強化するのにもってこいです。
下半身が強くなるとボディーを押さえる動きをしやすくなりますし、ペダル操作でも疲れにくくなります。