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ライダーは高齢化しているらしい

目次

新車バイク購入者の平均年齢

新車バイクの購入者における平均年齢は日本の現代社会と一緒で高年齢化に一直線で進んでいます。
2019年度は新車バイク購入者の平均年齢が54.7歳という驚異の数字が出ており、年々増加し続けています。
さすがにある一定の年齢にまで到達したらそこでストップするという意見も出ていますが、ここまで高年齢化してしまった背景には一体何があるのでしょうか。

若い人が全くバイクを買わなくなってしまった理由は何なのか、逆に中高年のライダーが増加している理由は何があるのかをチェックしていきましょう。

バイクはシニアの乗り物?

バイクがシニアの乗り物になってしまった理由はいくつかありますが、最もわかりやすいのが若い人達が車やバイクそのものを不要と感じている人が圧倒的に多くなっているからでしょう。
現在の10代や20代は昔と比べると必要なものが圧倒的に増えてしまったことで、そちらに時間もお金も引っ張られてしまいバイクや車にお金がかけられなくなってしまっていると言われております。

他にも昔と比べると今は色んな趣味を持つことができますし、スマートフォンやパソコンがあれば色んな動画やゲームを手軽に楽しむことができるので、わざわざお金がかかるバイクや車を趣味にするとか所持する必要性が薄いと感じている人も多いのです。
保険料や駐車場代といった維持費があまりにも痛すぎるため、持ちたくても持てないという人も多いのでしょう。
こういった背景があるため、ある程度お金に余裕がある中高年以降の人達しか見向きもしない乗り物になりつつあるのです。

最近のバイク事情について

昨今の日本におけるバイク事情は400ccクラスが壊滅的な状態にあるということです。
2006年と2012年の400ccクラスの新車登録台数は半数以下になっており、びっくりするぐらい急落しています。
こうなると日本向けに大型バイクを開発する旨みがほとんどなくなってしまうので、日本のバイクメーカーも日本国内向けの400ccクラスの開発は停滞してしまいます。
こういった事情があるため『日本における400ccクラスはガラパゴスバイクになっている』とささやかれるようになります。

駐車禁止違反の強化&民間委託が大きかった?

こういった背景には色々とありますが、なにげに大きな理由になったと言われているのが駐車禁止違反の強化と民間委託です。
この駐車禁止違反の強化&民間委託によって何が発生したのかというと『圧倒的なまでの駐車禁止による検挙数増加』が発生しました。
要するに、駐車禁止になっているところにバイクが停めてあったら昔と比べると圧倒的に検挙されるようになってしまったということです。

こういった対応はありがたいと感じている人も多いかもしれませんが、これには『二輪用の駐車場が圧倒的に足りていない』という事情もあったのでバイカーやこれからバイカーになろうとしている人にとっては色々と致命的でした。
その結果、若いバイカーも増加しない状態になってしまっているとも言われているのです。